代表理事より挨拶
明治24年(1891年)に創業の小岩井農場の歴史は、我が国の酪農をはじめとする畜産業の発展の歴史であり、
その生産技術の試行錯誤と変遷の歴史でもあります。
明治末期から昭和初期にかけて建設され、現存している国指定重要文化財「小岩井農場施設」21棟は、
それらの過程を示す貴重な近代農業遺産であり、歴史的建造物の多くは現在も稼働し続けている生きた文化財であります。
本財団では、これらの小岩井農場の近代農業遺産を健全に後世に遺すことにより、
我が国の近代農場の発展過程を知る上での普遍的価値を調査・探求し普及を図ることで、学術・文化の振興に寄与して参ります。
公益財団法人小岩井農場財団
代表理事 辰巳 俊之